4月19日(火)、熊本より神戸へ戻ってまいりました。
ETERNALではこの度の熊本地震の支援として、現地の方々が必要としている物資を、必要としている方々にできるだけ早くお届けするため、物資の直接輸送を行いました。
「熊本の方々の力になりたい」と数名のスタッフが本社に集まったのが、本震のあった翌日の土曜日。
現地にいる友人・知人と連絡を取り、情報収集を行いました。実際の声を聞く中で、1日も早く熊本へ向かう必要があると感じ、日曜日に粉ミルク・使い捨て哺乳瓶・紙おむつ・水の買い出しを行い、現地に向かいました。私は実家が福岡、さらに熊本の大学出身ということもあり、自ら現地入りメンバーとして手を挙げました。
到着したのは、18日(月)の早朝。
報道されているように、一部エリアを除き、各拠点には多くの物資が集まり、避難所には様々な物資が届き始めていました。しかし、物資の管理や仕分け体制がまだ整っていないためか、指定の避難所以外の避難場所には物資が十分に届いていませんでした。 また、さまざまな不安を抱えながらも自宅で待機している方や、車内で避難生活をしている方が多くいらっしゃったのですが、このような方々には十分に物資が行き届いていない現状を目の当たりにしました。
特に、小さなお子さまを抱えている方は、お子さまが避難所で夜泣きして周りに迷惑がかかることを心配し、避難所以外の場所で過ごしている方が多いため、お子さま向けの物資を受け取れない状況にありました。
だからこそ、今回私たちが優先して行ったのは、困っているママさんたちに、本当に必要な物資を、直接お届けするという事です。本社スタッフと連携し、産婦人科や病院、避難所などに連絡を取り、おむつなどの物資を必要としている方々の元に、直接お届けする方法を探しました。 その結果、現地の知人の協力もあり、一時帰宅中のママさんや保育園などに、直接物資をお届けするルートを確立することができました。
現地の協力者に物資を託した際、「ちゃんとママさんたちに届けるからね」と言ってくださったことが本当に嬉しかったです。神戸に戻ってすぐにその方から、実際に物資をお渡ししている写真が送られてきました。皆さん、とても喜んでくださったと聞き、現地まで物資を届けたことに大きな意味があったことを実感できました。
私たちが現地に向かっている間、多くの保険テラスのお客さまが物資を郵送してくださったと伺っています。ご協力いただいた皆さま、本当にありがとうございます。
SNSやメディアには、二次災害の危険性や渋滞の防止といった観点から、ボランティア活動の自粛を呼びかける声も見受けられます。しかし、現地にはなかなか物資を受け取ることができずに困っている方がたくさんいました。 家屋が倒壊していなくても、水が断水していたり、水道水がでても濁っていて使えなかったり、映像ではみられない被害に苦しむ方も多くいました。現地の方の話によると、水の供給が開始したものの、一家庭4リットルという地域もありました。どう考えても、物資が充足しているとは言えない状況です。
今後もETERNALでは、皆さまからご協力いただいた物資を、現地の方々と連携しながら、保育園や幼稚園、その他ママさん一人ひとりの手にお届けすることで、支援を続けてまいります。
2016年4月19日(火)
株式会社ETERNAL 熊本地震支援プロジェクトメンバー